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3列シートの刺客 
ランドローバー・ディスカバリーファミリー
[AUTOCAR]

    • 多人数乗車ができる車両が必要となったとき、ミニバンだけを選択肢に挙げるという人は少なくなったのではないだろうか?


      それもそのはず、最近では国内外のメーカーから多くの魅力的な3列シートSUVがリリースされているからだ。

      日常的にフル乗車をするような使い方をしないのであれば、高い走破性と良好な使い勝手、そしてスタイリッシュな内外装を併せ持つSUVに食指が動くのも当然と言えるだろう。

      そんな数多い3列シートSUVの中でも、やはりひと際輝きを放つのが英国の老舗ブランド、ランドローバーが擁すディスカバリーである。

    • 1989年に初代モデルが登場したディスカバリーは、ランドローバーのフラッグシップモデルであるレンジローバーのシャシーを流用しながら、よりモダンなエクステリアとして多くのユーザーに受け入れられるように仕上げられたモデルであり、3列シートの7人乗り仕様が当初から用意されていた。


      現在は5世代目となるディスカバリーであるが、初代と同じくレンジローバー譲りの高い走破性と3列シート(3列目はオプション)は踏襲し、よりモダンかつ高級なSUVへと深化を続けている。

      現行モデルのディスカバリーは長らく使われて続けてきたプラットフォームを13年ぶりに一新し、軽量かつ高剛性なアルミモノコックを採用。

      エクステリアデザインも、他のランドローバー車と共通のテイストを持つ流麗なものへと変貌を遂げている。

    • サイズ感じぬ運転感覚/圧倒的安心感


      ディスカバリーのボディサイズは全長4970mm×全幅2000mmと、もはや巨体といっても差し支えないレベル。

      しかし、アップライトな着座位置とスクエアなボディ形状で車両感覚の掴みやすさは下手なコンパクトカーを凌ぐのだ。

      そもそも本格的なオフロード走行では、タイヤ1本分狙った走行ラインから外れるだけでパンクやスタック、脱輪のリスクもあるだけに、見切りの良さもオフローダーとしての性能の内ということなのだろう。

    • もちろん走行性能的にも本格的で、渡河水深は900mmとレンジローバーと同等のもの。


      さすがに日常生活ではなかなかここまでのシチュエーションはないかもしれないが、ここ数年増加しているゲリラ豪雨での道路冠水などの非常事態にも対応できるという安心感は他にはないものだ。

      本格的なオフローダーと聞くとオンロードでの走りを苦手にしているというイメージがあるかもしれないが、今回試乗した3L V6ディーゼルターボエンジンは1750rpmで61.2kg-mという最大トルクを発生するもので、2.5t近くある巨体をいとも容易く加速させてくれる。

      その乗り味は重厚さを感じるもので、荒れた路面でもボディはミシリともせず、強固なボディに守られているという感覚が伝わってくるほど。

      大切な人を乗せることも多い多人数乗車のシーンでは、そのありがたみがより感じ取れることだろう。

    • また、内装の質感も初代ディスカバリーのような簡素な印象は全くなく、むしろレンジローバーに匹敵するほどの高級感を持ち合わせている。


      2、3列目のシートアレンジなども電動で行うことができ、力の弱い女性や年輩のユーザーでも楽に操作できる点もさすがといったところ。

    • コスパ優れる新型ディスカバリースポーツも


      SUVの3列目シートというと、エマージェンシー用か小さな子ども向けというイメージが強いかもしれない。

      しかし、ディスカバリーの3列目シートは大人がしっかり座れる広さが確保されている。実は3列目のレッグルームは850mmもの広さとなっているのである。

      ディスカバリーのカタログを見ても、外国人の成人男性が7人乗っている写真が使われており、3列目に子どもを乗せて広さを錯覚させている国産ミニバンのカタログとは大違いと言えるだろう。

    • また、ディスカバリーではさすがに大きすぎると感じるユーザーには、同じく3列シートSUVのディスカバリースポーツをオススメしたい。


      こちらは昨年登場したばかりの2世代目であり、メカニズム的にはレンジローバー・イヴォークの兄弟車とも言えるもの。

      レンジローバー・イヴォークと同じく、ボンネットを透過したように見えるグラウンドビュー機能やリアビューのカメラの映像をバックミラーに表示できる最新機能も搭載している。

    • 3列目シートはディスカバリーよりもミニマムになるものの、日本にちょうどよいサイズ感とコストパフォーマンスの良さは折り紙付きのモデルと言える。


      税込み877万円〜のディスカバリーと税込み450万円〜のディスカバリースポーツとでは価格帯が異なるので直接的な比較は難しいかもしれないが、年次改良を経て円熟味を増し、重厚な乗り味が魅力のディスカバリーをチョイスするか、新たに登場したばかりでコストパフォーマンスに優れ、軽快な走りを魅せるディスカバリースポーツをチョイスするか、非常に悩ましいところである。



AUTOCAR JAPAN 転載記事
Text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
Photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)