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中国・湖南省の天門山。そこには、目まいを起こしそうな99のヘアピンカーブがある11.3kmの山腹道路と、頂上へ向かう999の急階段が続いています。現世と神々の世界をつなぐ「天国の門」であると神話で伝えられてきました。
天国の門にたどり着くのは、まさに快挙と呼べるものです。道程は困難を極め、失敗は決して許されません。山腹道路を走り切ったと思う間もなく、今度は急勾配45度の石段が待ち受けているのです。過去に11.3kmのワインディングへの挑戦は行われましたが、999の急階段を含め、山頂までの全行程を車で走破した例はありません。
11.3kmの過酷な山腹道路を駆ける新型レンジローバー スポーツ。
天門山の頂上に達するには、パフォーマンスと走破性をともに極めた車が必要です。新型レンジローバー スポーツの力を実証するのに、これほどふさわしい場所はありません。ル・マン24時間耐久レースを制し、ジャガーのフォーミュラEレーシングドライバーでもあるホーピン・タンが、ドラゴンチャレンジのドライバーに選ばれました。
それでは、新型レンジローバー スポーツによる、世界初のチャレンジをご覧いただきます。傑出したパフォーマンスと走破性で、オフロード走行の限界を乗り越えるべく挑みました。
チャレンジは、ホーピンが英国のランドローバーテスト施設を訪れて、チームに加わった時から始まりました。綿密な検討とシミュレーションを重ねたうえで、中国で待ち構える45度の急階段に対応するテストモデルの製造に着手。しかしながら、現場で起こり得るすべての現象をテストすることは不可能で、準備すべきことをすべて完了できたかどうかも疑問が残りました。
“ドラゴンチャレンジは、これまで私が関わってきたなかで最も困難な課題であり、成功できると断言できるわけではありません。”
ランドローバー エクスペリエンス スペシャル・プロジェクト・エキスパート待ち受ける困難さを実感しつつ、チームは中国へ出発。そして、ついにドラゴンチャレンジの当日を迎えました。
壮大なストーリーの幕開けを飾るにふさわしい最初の山道を、新型レンジローバー スポーツは力強く走行。ドライバーのホーピンは、99のカーブを制するための予行練習を行いました。
SUVの常識を塗り替えるオンロード性能と比類ない走破性を兼ね備えた新型レンジローバー スポーツは、ドラゴンチャレンジに最適な1台です。600N・mの圧倒的なトルクを誇る3.0リッターV6ターボチャージドディーゼルエンジン、軽量・強靭なオールアルミニウム製モノコックボディ、先進のドライビングテクノロジーを採用したこの車は、難所を楽々とクリアしました。
ヘアピンカーブに立ち向かうためには、卓越したハンドリング性能が必要
ひとつひとつのヘアピンカーブが、技術と能力を試される試練でした。ランドローバー独自のテレインレスポンスによりハンドリングを強化した新型レンジローバー スポーツは、99のコーナーを確実に走り抜けていきました。
竜のようなスラロームを走破したのち、チームは車高を最も低い設定に変更。いよいよチャレンジのクライマックス、999の急階段を駆け上がる極限のヒルクライムです。
45度の石段を駆け上がる、かつてない挑戦
テレインレスポンスのモードを「泥/轍」に切り替えた新型レンジローバー スポーツは、最大600N・mのトルクを活かし、急階段を力強く登り始めました。あらゆる地形を乗り越える比類ない能力をフルに発揮し、天門山の頂上に車で達するという世界初の試みに挑みました。
最終局面を迎えるころ、山を包んでいた霧が晴れました。新型レンジローバー スポーツは、パワフルな登坂性能を発揮して山頂へ到達します。
新型レンジローバー スポーツが天門山を完全制覇
我々の最新ラグジュアリースポーツSUVは、99のヘアピンカーブ、999の急階段から成るコースを22分41秒で走破。誰も試みたことのないチャレンジを見事にやってのけました。山頂のゴールでは、ドラゴンチャレンジチームのメンバーが素晴らしい成功を分かち合いました。レンジローバー スポーツのDriven Challengeシリーズは、最新にして最大の挑戦を果たしたのです。
ランドローバーの比類ない走破性、V6ターボディーゼルの圧倒的なトルク、ドライバーであるホーピンの卓越したスキルが相まって、途方もないチャレンジを成し遂げることができました。
ドラゴンチャレンジの成功を支えたのは、新型レンジローバー スポーツが持つ真のパワーとパフォーマンスです。天門山の99のヘアピンカーブと999の急階段を走破した初の車となりました。
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